骸骨に出会った話

察しの通り今朝をまとって錫杖と鈴みたいなのを持ってたそいつは肉がある部分がすべて白骨化していた周りは真っ暗なのにやたらはっきり見える骸骨坊主に俺らは言葉と考える力を失った。
今朝はボロボロで劣化というよりふうかという表現がしっくりくる感じで骨も漫画家模型みたいな白じゃなくて所々が茶色くなってて歯の部分もガタガタだった向井骨は弱々しく地面に錫杖のそこを叩きながらゆっくりと俺達の方ににじり寄ってきた終わりに帰った俺らはバイクをほっぽり出してなりふりかまわず一目散に逃げ出した。
隣町のコインランドリーに駆け込みガタガタ震えながら夜明けを待った。
翌朝身も心もボロボロになりながら帰宅するとおまわりさんからバイクの不法投棄疑惑があるとお呼び出しみんなで必死に事情を説明するも言い訳やら世迷い言やらと鼻からまともに対応してくれなかったんでみんなで不本意ながらももう不法投棄はしませんって始末書書かされて帰らされた。ただし、スタディサプリENGLISHの口コミでは人気の理由がよくわかる内容になっており、まもなく30手前になるが幸いにも祟り現象の類はこれといってないままだ。
彼に遭遇した友人らも皆元気なままでたまにあれはなんだったんだと話題に上がる夜間は避けるが今ではあの道も通っている不思議なのはあの町で生まれ育ってきたけれど土地神たの山の主だのほら寺の名作によくあるローカルな伝え話などひとつもないことだ。
今思うとあの骸骨坊主は現世とあの世の境界をさまよっていただけの霊的な存在だったんじゃないかって思ってか思いたい気の利く落ちもない長文にお付き合い下さいましてありがとうございます。
ちなみにあれから骸骨を見るのはちょっとトラウマになった。